ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、過去に人種差別の被害に遭っていたようだ。クラブが公式ツイッター上で配信したビデオで明かした。 ザンクト・パウリは7日、クラブの公式サイトなどで“No to racism”といった反人種差別キャンペーンを実施。ジャーナリストとのインタビューや欧州外にルーツを持つ選手、コーチなどが経験談を語るビデオを掲載し、人種差別に対する意識を高めるよう呼びかけた。 キャンペーンには、ザンクト・パウリでもプレーしたことのある現シャルケ下部組織のゲーラルド・アサモア氏や、現在ドルトムントでアシスタントを務めるオットー・アッド氏、元ザンクト・パウリFWのサミ・アラギ、現ブレーメンFWデイヴィ・ゼルケらが参加。それぞれ人種差別を受けた過去を語っている。 そして、宮市もその1人だった。 ビデオでは「僕の名前は宮市亮で、ザンクト・パウリでプレーしています」と自己紹介した上で、「19歳のころ、イングランドでプレーしていたときの経験についてです。アウェーマッチでゴールを決めてセレブレーションしたら、何人かのファンにボトルを投げつけられ、『ファッキン・アジアン』や『ファッキン・イエロー』とか罵声を浴びせられました」と告白。「悲しかったです。こういうことが今後もう起きないこと、改善されることを祈っています」と続けた。 現在28歳の宮市は2011年1月にアーセナルに加入し、その月のうちにオランダのフェイエノールトに送り出されると、19歳だった2012年1月からは半年レンタルでボルトンでプレー。そのころに決めたゴールだが、人種差別により喜びが苦い思い出となってしまったようだ。https://web.gekisaka.jp/news/detail/?328522-328522-fl【宮市亮 過去の人種差別被害告白動画】コメント欄などから海外の反応をまとめました・悲しい。驚きはないが、悲しいね。・この話をしてくれてありがとう、(宮市は)とても勇敢だ!・俺らは常に君の味方だよ・本当に気の毒だ、亮。そして腹立たしいね。人種差別的発言をする人が誰であっても非難されるだろう。・リョウが気の毒だよ、ここには君の味方がいる。『You'll Never Walk Alone(君は一人じゃない)』 👏❤️🏴‍☠️ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、過去に人種差別の被害に遭っていたようだ。クラブが公式ツイッター上で配信したビデオで明かした。 ザンクト・パウリは7日、クラブの公式サイトなどで“No to racism”といった反人種差別キャンペーンを実施。ジャーナリストとのインタビューや欧州外にルーツを持つ選手、コーチなどが経験談を語るビデオを掲載し、人種差別に対する意識を高めるよう呼びかけた。 キャンペーンには、ザンクhttp://nofootynolife.blog.fc2.com/img/2020030921012226c.jpg